編集部員(以下:部):編集長〜、2回目ですね!?今回のテーマは『見落としガチなメンテナンス』…これはどんな事でしょうか?
編集長(以下:長):え〜、皆様、こんにちは。P'z Magazine編集長、江頭です。
何だか難しいタイトルになってるけど…純正の『フューエルフィルター』の事について話をしようかな?と思っています。皆さん、あんまりやらない事なんやけど、やってみると予想以上にGOOODやで〜
部:へ〜〜、確かにあんまり聞かない話ですよね?…で、どういう事なんですか?
長:ちょうど副編集長の馬渕くんが、ピットに入っているジムニーで部品の交換するトコやから、説明聞いてみて頂〜戴!
部:了解です!。
副編集長(以下:馬):こんにちは!副編集長の馬渕です。ジムニープラスさんの『ジムニー暮らしの便利帖』でも連載させてもらっています。今回は、Pマガ用にフューエルフィルターについて説明しますね。
部:あんまり馴染みのないパーツですけど…何ですか?コレは?
馬:簡単に言うと、燃料(ガソリン)の『ろ過装置』ですね。ガソリンタンクには結構サビとか不純物が溜まったりするんですよ。…で、ガソリンが、タンクからエンジン内部まで回る際に、混ざりモノのないガソリンにしてくれるのが、フューエルフィルターなんですよ。
部:なるほど…最近キタやミナミで、エッチな店に初めて入るのには勇気がいるから、案内所で優良店を紹介してもらう…そんな役割ですよね?
馬:ちょっと違うけど…(汗)で、このフィルター…、メーカーでは、4万kmで交換を推奨しているんです。ところが、実際は、ほとんど交換をされる事がないんですよ。つまりフィルターがドロドロに汚れて、【詰まったまま】走行している…って事になりますね。
部:汚れて、【詰まったまま】だとダメなんですか?
馬:それは良くないですよ。だってフィルターが汚れて詰まっているって事は、適正に燃圧が保たれていない…つまりエンジンの要求する量のガソリンが供給されないので、レスポンスが悪くなったり加速が鈍ったり、さらには、燃焼室が、希薄燃焼な状態になり、適切な温度を保つ事が出来なくなってしまう事もあります。エンジンにとってはイイ状態とは言えませんね。最悪の場合、オーバーヒートの間接的原因になる事だってあるんですよ。
部:ええええ〜、マジっすか!?では、その部品交換しましょ〜…って高価なモノですか?
馬:いえいえ、それが全然高くはないですよ。ちなみにJA11のフューエルフィルターで3,885円(税込み)、スズキ純正部品で、品番は『15140-80701』です。交換は、比較的簡単です。ただし、交換の際に、ガソリンが漏れますので、必ず整備工場やプロショップに任せてください。
部:逆に、交換すると、どんな感じで体感できますか?
馬:まぁ〜、交換する前の部品がどれだけ汚れていたかにもよるのですが、だいたいは…レスポンス・パワーUPや、燃費の向上、オーバーヒートの防止などが体感できると思いますよ。
まずは、今から交換するので見てください。
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01.
右(運転席)側の後方にフューエルフィルターがあります。
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02.
交換前の状態。
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04.
フィルターが取れると、こんな感じです。
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03.
フィルターを取ると、ガソリンが漏れます。
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05.
パッキンを忘れずに!
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06.
新品部品を付けます。
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08.
タイヤハウスからもボルトを締めます
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07.
ボルト数本を締めるだけでOK!
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09.
取り付け完了。
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10.
では、どれだけの汚れがあったのでしょうか?
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11.
中をエアソーで割ってみます。
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12.
中はまっ黒!
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13.
く・黒い液体がご覧の通り!コレでは本来の機能を発揮しないでしょう!
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14.
作業時間は、10〜15分程度。ご要望の際は、気軽にお申しつけ下さい。 |
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ちなみに…、SJ30用のフューエルフィルターがコレ(\1,575)
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